『静かなるドン』(しずかなるドン)は、新田たつおによる日本の漫画。
主人公の若者近藤静也は、ランジェリー製作会社「プリティ」で働く冴えない下着デザイナー。しかしその正体は、1万人の子分を抱える広域暴力団・新鮮組の跡取り息子であった。ある日、二代目総長である父親の近藤勇足が敵対組織の鬼州組によって射殺される事件が発生。この機に乗じて新鮮組を掌握しようと考えた最高幹部の肘方年坊と生倉新八が組を割っての内部抗争を起こすことを恐れた勇足夫人の二代目姐近藤妙は、静也を三代目総長の座に就かせることで事態の収束を図る。かくして、望まぬヤクザの親分に祭り上げられた静也の、カタギとヤクザの二重生活による奮闘が始まる。