月に吠えらんねえ

『月に吠えらんねえ』(つきにほえらんねえ)は、清家雪子による日本の漫画作品。講談社『月刊アフタヌーン』にて2013年11月号から2019年9月号まで連載。公式略称は「月吠」。

近代日本っぽくはあるものの幻想の街「詩歌句街」(通称□街)。そこには近代の詩人・歌人・俳人たちの作品からイメージされたキャラクターたちが創作に邁進していた。ある日、街の高台に身元不明の死体が発見され、住人たちはそれぞれその正体を探ろうとする。

萩原朔太郎作品から生まれた「朔くん」、北原白秋作品から生まれた「白さん」、室生犀星作品から生まれた「犀」など、詩人本人ではなく作品のイメージをキャラクター化。詩人たちが暮らす近代市□(シカク/詩歌句)街に住む詩人の朔くんは、本人は自覚なく□街の神として町を詩人の理想の土地として管理していたが、知らずにその神の力で詩壇の師匠の白さんに強く働きかけ、自分の男性・詩人としての理想を白さんに具現化してしまっていた。ある時、□街に出現した愛国心の一表出である「縊死体」は朔くんに取り憑くが、それは戦争を悔いるあまりに愛国心までも否定しようとする戦後の日本の総意識に対抗するためであった。縊死体に侵食され一体化した朔くんは変質した白さんと複雑に影響を与え合い、神としての力が白さんにも流れ込み、白さんは二体に分裂。ひとりは新しい神として□街を守り、ひとりは男性として女性化した朔くんと結ばれるが、縊死体、戦争翼賛文学までも愛国心として認める白さんが守る□街を責める「戦後の日本の総意識」の攻撃は激化する。朔くん、白さん、戦場巡りで戦争の悲惨さを経験させられた犀の選択とは。第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・新人賞を受賞した近代詩歌俳句ファンタジー、ついに完結!

 ▼ 情報(Information)
作者:清家 雪子
出版:講談社
掲載:月刊アフタヌーン
レーベル:アフタヌーンKC
刊行期間:2013年11月号 - 2019年9月号
ISBN(1巻):9784063879704
ISBN(11巻):9784065169742
最新刊:11巻
 ▼ 言語(Language)
Japanese:tsukini hoerannee
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