『悪役令嬢の中の人』(あくやくれいじょうのなかのひと)は、まきぶろによる日本のライトノベル。「小説家になろう」にて2020年5月より連載されており、書籍版が一迅社ノベルス(一迅社)より2021年2月から刊行されている。2024年9月時点でシリーズ累計部数は180万部を突破している。
とある乙女ゲームの悪役令嬢、レミリア・ローゼ・グラウプナーに転生した現代人のエミは、自身の推しキャラであるレミリアに幸福な人生をもたらすため、レミリアとして研鑽を重ね、その悲劇的な結末を回避するよう努める。一方、自身の体を「乗っ取った」エミの言動を内側から見ることしかできないレミリアは、初めこそエミを恨んでいたが、やがて彼女の自分に対する深い愛情を知ったことで心を開き、エミの優しさに惹かれていき、やがてエミ自身が幸せになれるように陰で応援するようになる。しかし、乙女ゲームの主人公・ピナ(に転生した現代人女性)の策略によってエミが築き上げてきた努力は打ち砕かれ、周囲の裏切りによる冤罪の果てにゲームと同じ婚約破棄イベントに直面してしまったエミは絶望して意識を閉ざす。そのとき、本来の悪役令嬢・レミリアの意識が表に出てくる。優しいエミを裏切った者たちすべてに復讐するため、レミリアは原作とは異なる、愛を知ったレミリアにしかできないやり方で復讐を果たすことを決心する。