『旅する温泉漫画 かけ湯くん ありがとう温泉編』は松本 英子による日本の漫画作品。「河出文庫」(河出書房新社)から発売。
かけ湯くんの温泉巡りは続きます。ハァー、フハーホヘー、ふははは、ヒィ!と各地で湯を堪能して今巻ではとうとう憧れの温泉津(ゆのつ)温泉へ。五感じゃ足りない、六感までを総動員して温泉の真髄を味わい尽くす姿はまさに「温泉オタ(ゆのた)」。ガイドブックにはない情熱と旅情。ああ、温泉の国に生まれてよかった! 解説=いとうせいこう *本書は、単行本『旅する温泉漫画 かけ湯くん』を分冊し、描き下ろし1篇を加えて文庫化したものです。 断食体験(群馬・草津温泉) くるくるくるり(千葉・久留里線) 長湯の湯(千葉・亀山温泉) 日々(東京・銭湯・第四富士の湯) ゆのつ!(島根・温泉津温泉) 魅惑の元湯(島根・温泉津温泉) 放心(島根・温泉津温泉) ラドンがそうさせる(鳥取・三朝温泉) 開眼(鳥取・三朝温泉) わき立つ町(大分・別府温泉) 蒸して蒸されて(大分・別府温泉・鉄輪温泉) 筒(大分・別府温泉・鉄輪温泉) 鉄輪ぷらぷら(大分・別府温泉・鉄輪温泉) プリンと温泉(大分・別府温泉・明礬温泉) 天女のささやき(大分・別府温泉・竹瓦温泉) 憩いが止まらない(群馬・猿ヶ京温泉) 最後の景色 距離感(群馬・法師温泉) 慰めの湯(新潟・越後湯沢温泉) タイルがね(東京・銭湯) 惜しい宿 「流してあげる」ひと 図らずも混浴 裏目…(神奈川・湯河原温泉) 巨木(神奈川・湯河原温泉) 銀行の足湯(神奈川・湯河原温泉) 鼻歌の道(静岡・松崎温泉) マイ・フェイバリット(静岡・松崎温泉) 至福の晩酌(静岡・伊東温泉) 湯あみ三昧(静岡・伊東温泉) ぽおす、こおすの効能(静岡・伊東温泉) マイカップデビュー(福島・奥会津・柳津温泉) 霊魚に貢ぎもの(福島奥会津・柳津温泉) ありがとう大楠(静岡・熱海温泉) 走り出る福(静岡・伊豆山温泉) 〈描き下ろし〉あの町この町(福島・いわき湯本温泉) 〈解説〉湯の力について いとうせいこう