『クラック・ハウンド』は、榊一郎による日本のライトノベル、またそれを原作とする漫画である。原作小説は『クラック・ハウンド 聖人の条件』のタイトルでトクマ・ノベルズEdge(徳間書店)から2005年4月に刊行された。前川かずおによる漫画化版は、『ヤングアニマル嵐』にて2007年7月から2009年12月まで連載された。
長野県の人里離れた山中に建つ「私立氷羅坂病院」が焼け落ち、辛うじて保たれていた1つの「均衡」が崩れ去り、世界は終わった。しかし、ほとんどの者がそれに気づくことはなかった。それから数年が経過した西暦2010年・日本。世間では「セイント」という薬が出回っており、常識では考えられない事件や怪現象が頻繁に起こっていた。