『成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです』(せいちょうちーとでなんでもできるようになったが むしょくだけはやめられないようです)とは、時野洋輔による日本のライトノベル。イラストはちりが担当している。略称は「成長チート」。「小説家になろう」より2015年12月から2021年4月まで連載され、書籍版はモーニングスターブックス(新紀元社)より2016年9月から2021年5月まで刊行された。『第四回ネット小説大賞』で金賞を受賞。2021年5月時点でシリーズ累計部数は90万部を突破している。
就活100連敗中の青年、楠一之丞はある日面接に向かう途中、横断歩道で横から暴走したトラックに突っ込まれる。トラックは回避したものの、そのトラックには運転手が盗んだ馬たちが乗っていたため、電柱に衝突したトラックから逃げ出した馬たちに巻き込まれて死亡。異世界に転移する。転移の際に女神からチートを貰ったが、女神側の手違いで、通常はチートは1つだけのところ「経験値20倍」と「必要経験値1/20」の2つのチートをそれぞれ別の女神から貰ってしまう。これにより相乗効果で他人より400倍成長しやすくなった一之丞は、時には女神すら巻き込んで仲間たちと様々な冒険を繰り広げる。