『国境のエミーリャ』は、TWEEDEESの2枚目のミニアルバム。2021年12月10日に日本コロムビアから配信リリースされた。
鉄道漫画の旗手・池田邦彦が挑む新境地!! 『カレチ』『甲組の徹』『グランドステーション』など、数多くの鉄道漫画を生み出してきた池田邦彦が新たに挑むのは「仮想戦後活劇」!物語の舞台は、太平洋戦争末期に本土決戦を経て「1946年1月」に敗戦を迎えた日本。ソ連を含む各国軍によって分割占領された日本は、やがて「日本民主共和国」と「日本国」として独立。それぞれが東西陣営に属する国家となり、列島には鉄のカーテンが降ろされることとなる。両国の境界には強固な壁が建設され、国境の街となった東京は東西に分断されてしまう。1962年の東トウキョウ。押上で暮らす19歳の杉浦エミーリャは十月革命駅(旧上野駅)の人民食堂で働く女性。その彼女が持つもうひとつの顔、それは東から西へ人々を逃がす脱出請負人としての顔。若くして危険な橋を渡る彼女を待つ未来は果たして!?“可能性としての東京”を舞台に、壁の街で自分の道を模索する人々の物語、ここに開幕。 【編集担当からのおすすめ情報】 鉄道を中心に、ディテール溢れる描写でファンを魅了してきた池田邦彦先生が挑むif戦後モノです。物語のベースとなる「日本分割統治計画」は実際に連合国によって立案されたもので、日本の降伏が遅れて本土決戦に突入したのであれば現実となったかもしれない計画であったそうです。そんな「もしかしたら...」の日本に思いを馳せながら読んでいただければと思います。共産圏仕様のゴハチや、東独開発の乗用車・トラバント、戦争の傷跡残る聖橋など東西トウキョウの街並み...鉄道、自動車、ミリタリー、模型、諜報、共産圏文化、街並み、廃墟、様々なジャンルを愛する人民の皆さまに手に取っていただけること願っております。ジョン・ル・カレやグレアム・グリーン、ケン・フォレットにフレデリック・フォーサイスなどなど往年のエスピオナージや冒険小説の名作を愛する池田先生渾身の仮想戦後活劇です!
★主義や国境に縛られない世界を、いつか! 時は1963年。冷戦最前線の列島となった日本は東西に分断され、東京の街もまた「ベルリンの壁」さながらの壁により2つに分断されている。そんな東京の東側、東トウキョウで“脱出請負人”として生きる杉浦エミーリャは、様々な人生と交錯しながら生きる。アメリカに亡命し、世界初の実用的回転翼機の開発に成功した“ヘリコプターの父”シコルスキ-。工学と生化学の博士にして、整形外科医。想像を上回るテクノロジーを生み出す天才亡命者・ポポフ。かのスターリンからも表彰をされた“機械式テレビ”のソ連邦随一の研究者・ナザロフ。そして、大戦中にソ連のために大きな働きをしたことで知られる希代のドイツ人スパイ・ゾルゲ。歴史に名を刻んだ人物が、歴史に名は残していないけど東西冷戦の時代を生きていたかもしれない人物が、物語の中で躍動する仮想戦後活劇 第7巻!ポップグループ・TWEEDEESとの音楽×漫画の三度のコラボレーションを記念した行われたスペシャル座談会の模様を巻末に特別収録!
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | kokkyouno emi^rya |
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