『左遷された無能王子は実力を隠したい 〜二度転生した最強賢者、今世では楽したいので手を抜いてたら、王家を追放された。今更帰ってこいと言われても遅い、領民に実力がバレて、実家に帰してくれないから……〜』(させんされたむのうおうじはじつりょくをかくしたい にどてんせいしたさいきょうけんじゃ、こんせではらくしたいのでてをぬいていたら、おうけをついほうされた。いまさらかえってこいといわれてもおそい、りょうみんにじつりょくがばれて、じっかにかえしてくれないから)は、茨木野によるライトノベル。作者による略称は「無能王子」。2021年8月より小説家になろうに投稿され、2022年1月に電撃の新文芸より書籍化された(イラスト担当はハル犬)。七桃りおによるコミカライズが『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA)にて、2022年6月号から連載中。
ゲータ・ニィガ王国の第七王子、ノアは前々世は剣聖、前世は賢者だった。2度の前世では有能なために面倒ごとに巻き込まれたノアは、今世では無能なふりをして楽をして生きたいと考え、15歳時に行われた鑑定の儀で結果を魔法で捻じ曲げてスキルなしに見せかけた。無能だと判断されたノアは国王によって王位継承権を剥奪されて、辺境の地カーターの領主として追放される。魔人ロウリイを従えてカーター領に赴き、無能な領主のふりをしようとするが、無自覚に実力を発揮してしまい領民から尊敬される。ノアの追放を知った、元婚約者の公爵令嬢や女騎士団長、女宮廷魔導師長やその部下たちが王宮を去ってカーター領にやって来る。
辺境の領主として悠々自適な生活を夢見るノアだったが、彼の苦難は終わらない――。「カーター領の新領主は魔王国を討伐しようとしている」――そんな噂を信じた幼女もとい魔王ヒルデガルドが単身ノアのもとにやってきた。魔族を救うため自身の命を差し出すことも辞さないヒルデだが、状況がわからないノアはひたすら困惑。なんとかこの場を収めようとしたノアはつい勢いでとんでもないことを口走ってしまい......!?
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | sasensareta munououjiha jitsuryokuwo kakushitai |
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