『あゝ、荒野』(ああ こうや)は、1966年に刊行された寺山修司の長編小説。寺山の唯一の長編小説である。
吃音症で対人赤面症に悩む建二。母親の死後、暴力をふるう父親と共に生活していたが耐えられず、家から出るため床屋に住み込みで働いている。一方の新次は幼いころに父親は自殺、母親にも捨てられ野性的な性格に育った。似たところがあるような、ないようなこのふたりがひょんなことから出会い、元ボクサーである堀口にしごかれプロボクサーを目指す。人が心にもっている愛や孤独、自分と向き合う青春物語。
▼ 情報(Information) | ||||||||||||
|
▼ 言語(Language) | |||
|