『新海綴の読解録』(しんかいつづりのどっかいろく)は、八海薫による日本の漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2014年14号 から同年26号まで連載された。単行本は全2巻。
浪漫学院高校に通う2年生・新海綴は、文芸部の部長にしてベストセラー作家という顔を併せ持つ少年。彼は、部活仲間で親友の浅田光也と共に新入生の文芸部の勧誘をしていたところ、新入生の阿部真理弥が入部希望をしてきた。その後の行き当たりで新海は落下事故に遭い、その落下物の本の持ち主を犯人と定め、その被疑者である生徒会の書記で同級生の三瀬香奈のもとに訴えに行くが、実際の犯人は同級生の不良生徒・加地沼広紀であることが判明する。加地沼は犯行の動機を「ムシャクシャしてやった」と供述するも、新海はその証言を怪しみ、三瀬との関係も幼馴染であることを指摘した上で持ち前の文学知識から物語に沿い合わせて推理し、理論を重ねた上で真相を暴く。果たして、その真実とは…。