『ありす、宇宙までも』(ありす、どこまでも)は、売野機子による日本の漫画作品。『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2024年6月より連載中。 日本人初の女性宇宙飛行士コマンダーを目指す少女の成長を描き、マンガ大賞2025にて大賞を受賞した。
中学生の朝日田ありすは、容姿や身体能力には恵まれており、両親からバイリンガル教育を受けていたが、幼少期にその両親を亡くしたことで、いずれの言語もつたない「セミリンガル」状態に陥っていた。学業への適応に苦しむ彼女が、知能指数が極めて高い少年犬星類と出会う。「俺が君を賢くする、つまりなんにでもなれる」という彼の言葉をきっかけに、ありすは宇宙飛行士を目指すことを決意する。 夢を追う中で、学ぶ楽しさ、生きる喜びを取り戻し、社会的困難と向き合いながら、ありすはやがて宇宙への第一歩を踏み出していく。