リバーエンド・カフェ

『リバーエンド・カフェ』は、たなか亜希夫による日本の漫画作品。『漫画アクション』(双葉社)にて、2017年15号(同年7月18日発売)から2021年21号(同年10月19日発売)まで連載。作者のたなか亜希夫の故郷・石巻を舞台としている。

舞台は東日本大震災から数年が経過した宮城県の石巻市。石巻川開き祭りが開催された日の夜に、高校生2年生の入江サキは不届きものに絡まれていたところを男に助けられる。そして、少女は人生の中での楽しさや悲哀などが入り混じったコーヒーが提供される、強面のオーナーが経営している北上川中瀬に一軒だけ立つ不思議なカフェへとたどり着く。そこは少し胡散臭い占い師や地方巡業を行う演歌歌手などの個性的なメンツが集まる場所で心温まる場所ではあったが、サキ自身は震災で両親を失い、その後出来た保護者は蒸発した状態で、さらに「絆」という文字を見た際に、「絆という文字をみると心も体も竦んでしまう」という旨の発言をしてしまったことから、過酷ないじめに遭ってしまう。また、震災時のサイレンを聞くたびに悲鳴を上げて倒れてしまうレベルでの心の傷を負っていた。そして、「卒業まであと1年半」だと自分に言い聞かせて我慢する日々を送っていた。その彼女の運命はマスターのLPレコードを聞き、ご当地の演歌歌手に背を押され、マスターのギター伴奏に合わせて『セントルイス・ブルース』を歌った時から変わり始める。店の手伝いなどをするうちに少しずつ変わっていくサキと心温まるカフェの面子達、そして相変わらずいじめを続けているその周辺をシニカルに描いた。

震災後の宮城県石巻、いじめられっ子の女子高生・サキは喫茶店での交流からその歌声を注目されはじめる。高校卒業を控え、東京から音楽プロデューサーが訪れてくる中、彼女が選ぶ今後の道は...?東日本大震災から10年、著者の故郷・石巻を描く物語、完結巻。

 ▼ 情報(Information)
作者たなか亜希夫
出版双葉社
掲載漫画アクション
レーベルアクションコミックス
刊行期間2017年7月18日 - 2021年10月19日
ISBN(1巻)9784575852110
ISBN(9巻)9784575856743
最新刊9巻
 ▼ 言語(Language)
Japaneseriba^endo kafe
0
Amazonで購入  

似ているジャンルの作品(Works of similar genres)

新刊ランキング(Ranking)

1位 葬送のフリーレン(15) ...

葬送のフリーレン(15) (少年サンデーコミックス) [ 山田 鐘人 ]
少年サンデーコミックス 山田 鐘人 アベツカサ 小学館ソウソウノフリーレン ヤマダ カネヒト アベ ツカサ 発行年月:2...

2位 ONE PIECE モノク...

ONE PIECE モノクロ版 113[ 尾田栄一郎 ]
神の騎士団の謀略によりエルバフの子供達が人質に取られた!! 救出すべく立ち向かう巨人達だが圧倒的な能力の前に大苦戦!! ...

3位 キングダム 78 (ヤング...

キングダム 78 (ヤングジャンプコミックス) [ 原 泰久 ]
ヤングジャンプコミックス 原 泰久 集英社キングダム ハラ ヤスヒサ 発行年月:2026年01月19日 ページ数:234...

4位 転生したらスライムだった件...

転生したらスライムだった件(31) (シリウスKC) [ 川上 泰樹 ]
シリウスKC 川上 泰樹 伏瀬 講談社テンセイシタラスライムダッタケン31 カワカミ タイキ フセ 発行年月:2026年...

5位 ザ・ファブル The th...

ザ・ファブル The third secret(3)[ 南勝久 ]
無敵の殺し屋兄さん“引退&隠遁”伝説、第3部!!<br /> 誰も知らない泉の底へーー、沈み込めた“秘密”があった‥‥。...

6位 瓜を破る 13巻[ 板倉梓...

瓜を破る 13巻[ 板倉梓 ]
30歳を迎えた鍵谷は、まい子と共に亡き母の故郷である新潟を旅することに。楽しみにしていた二人きりの初旅行だが、まい子には...