『八犬伝―東方八犬異聞―』(はっけんでん とうほうはっけんいぶん)は、あべ美幸による日本の漫画作品。物語は曲亭馬琴(滝沢馬琴)の読本『南総里見八犬伝』をモチーフにしている。現在、『エメラルド』(角川書店)にて連載中の少女漫画作品であり、単行本は冬水社版が全13巻、角川書店版が第20巻まで刊行されている。ドラマCDは全2巻、テレビアニメ化、ミュージカル舞台化された。略称は八犬伝、あべ八犬伝、東方八犬伝などとも呼ばれる。
5年前、突然広まった謎の疫病が、他の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされた大塚村。その生き残りである、犬塚信乃、犬川荘介、浜路の三人は村はずれの教会で保護され静かに暮らしていた。村の焼失事件以来、信乃と荘介には特殊な能力が備わっており、ある日その噂を聞きつけた帝国教会本部から二人のもとに召喚状が届く、翌日、教会に出迎えに赴いた者達を断ると、その者達の主による画策で浜路が攫われてしまう。信乃と荘介は浜路を探しに行くため、教会本部がある大都市・帝都へと発つ。
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