『四月怪談』(しがつかいだん)は、大島弓子の日本の短編少女漫画作品。およびそれを中心とした作品集。表題作は主婦之友社『ギャルズライフ』1979年6月号に掲載された。
高校生の国下初子は登校途中、工事現場の落下物に当たって死んでしまう。初子の霊は岩井弦之丞という青年の霊と出会い、今なら間に合うから早く肉体に戻って生き返れと忠告されるが、自由に空間を浮遊し、どこにでも行けることの心地よさを知った初子はになかなか現世に戻ろうとしない。百年も前に死に、奇跡的に自分の肉体が見つかって生き返ることを願いながら過ごしている弦之丞は、葬儀の前に初子の霊を肉体に戻さなければと気が気でない。