『愛してるぜベイベ★★』(あいしてるぜベイベ)は、槙ようこによる少女漫画作品である。集英社が発行する漫画雑誌「りぼん」で2002年4月号から2005年1月号まで連載された。また、2004年4月から10月にかけてテレビアニメが放映された。
ある日、片倉結平が東栄高校から帰宅すると、そこには見知らぬ女児がいた。彼女は、結平のから見ると母方の叔母に当たる坂下都の娘、つまり、従妹の坂下ゆずゆだった。坂下都は、片倉家に5歳の娘ゆずゆを置き去りにして、そのまま行方をくらませたのであった。ゆずゆの父親は既に死去したこともあり、ゆずゆは片倉家で預かられることになった。そして彼女は片倉家より、あそう幼稚園へ通うことになった。なお、ゆずゆの保護者役を片倉家の面々は、高校生である結平に押し付けた。ところで、結平は姉にこそ頭が上がらないものの、家の外では女性からもてる人物である[注釈 3]。そんな結平に片想いする女性によって、ゆずゆが危害を加えられそうになるなど、様々な事件が待ち受けていた。また、母親に置き去りにされたゆずゆは、なぜ母親がいなくなってしまったのかといったことを始めとして、様々な苦悩を抱えていた。しかし、たとえ自分を置き去りにしたような人物だとは言っても、ゆずゆは母親にまた会いたいとも思っている。このようなこともあり周囲の者の何気ない言葉ばかりか、他の子供が母親に甘える様子を見ただけでも、ゆずゆの心は傷ついたりもした。また、参観日のような親が来るはずの幼稚園のイベントも存在する。その上、幼稚園での他の園児達との交流の中で、ゆずゆの周りでも日々色々なことが起こり、喧嘩することもあれば、落ち込んだりすることもある。そんなゆずゆの面倒を、結平は見てゆくのだった。そうした中で、ゆずゆは結平を慕うようになってゆく。一方、結平と同じ高校に通う女子生徒の徳永心は、幼少期に母親と死別していたのだが、ある日、父親が再婚したことで生活が激変し、結平との関係も変化してゆく。そうして次第に、結平と徳永心は恋仲になってゆく。そんな徳永心に対して、ゆずゆは複雑な感情を抱くのだった。そんな中、月日の経過と共に、ゆずゆからは長く会っていない母親の記憶が薄れ始めた。母親を慕う心はあるものの、だんだん母親の顔を、ゆずゆは思い出せなくなってゆく。徳永心のように母親は死んでしまったわけでもないのに、ゆずゆは母親に会うことができない。ゆずゆは母親への想いを募らせ、薄れゆく母親の記憶にすがろうとするのだった。ただ他方で、片倉家での生活が長くなるにつれて、ゆずゆには新たな人間関係が構築され、特に結平達には強い愛着も生じてきている。また逆に、結平はもちろんのこと片倉家の面々は、ゆずゆに愛着を持つようにもなってきており、結平以外もゆずゆの世話を焼くようになってきた。次第に、ずっと迎えに来てくれない母親への情との間で、ゆずゆの精神は板挟みの状態に陥ってゆく。それでも、ゆずゆの最大の心の支えは母親に他ならないのであった。
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