『リストランテ・パラディーゾ』は、オノ・ナツメによる日本の漫画作品。2005年5月から2006年3月まで『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)vol.33 - vol.38に連載。従業員全員が老紳士というローマの小さなリストランテを舞台に、従業員や客たちが織り成す群像劇を描いた作品。番外編ともいうべき『GENTE〜リストランテの人々〜』が同誌にて連載された。
舞台はイタリア。田舎からローマに出てきたニコレッタは、リストランテ『カゼッタ・デッロルソ』を訪れる。それというのも、幼くして両親が離婚し、母親が再婚するために祖父母に預けられたニコレッタは、自らの再婚のため、成人するまで娘を置き去りにした母を恨み、彼女の再婚相手がオーナーを務めるリストランテにやってきた。娘がいることを知らない母の再婚相手に、すべてを話そうと機会を窺っていた。