「国を蹴った男」(くにをけったおとこ)は、伊東潤による短編歴史小説。第34回(2013年)吉川英治文学新人賞受賞作品。および、同作を表題作とする短編小説集、同作を原作とする漫画作品。
京で毬職人をしていた五助は工房の師匠の腕をも凌いでいたが、師匠は妾に産ませた出来の悪い息子に工房を継がせた。五助は商人・宗兵衛の紹介で駿河の今川氏真のもとで毬職人をすることになる。今川家中の誰もが気に留めてもいなかったが、氏真の類い稀な蹴鞠の才能を目撃した五助は感動する。五助と氏真は蹴鞠を通じて互いに信頼を寄せあい、駿河国を失った後も氏真は五助を傍に置いていた。
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