『今際の際のファムファタール』は文野 紋による日本の漫画作品。「ビームコミックス」(KADOKAWA)から発売。
一度人生が破壊されると次に進みたくても底なし沼のように壊してきたあいつが追ってくる。 キレキレの演出による圧倒的没入でそんな経験がある人もない人も感情の渦に飲み込まれてほしいです! ーー米代恭(漫画家) ==== 出会ったのは19のとき。 漫画の主人公になったみたいな。隕石、落っこちたんだって。 ふたりでいるとき、隠し撮りしちゃうくらい大好きで。 テレパシーってあるんじゃないかってくらい、思ってることが通じ合ってた。 お気に入りのCD、思い出の写真たち、誕生日の日にくれたバンクシアの花束(を私がドライフラワーにした)。 北千住の家は、10年の思い出で溢れてる。 プロポーズされて、ゆうちゃんの家のお墓に挨拶しにいったとき。 私は、この世界に組み込まれたんだって。もう独りじゃないんだって。 本当に本当に、本当に。嬉しかった。 幸せで、当たり前みたいな日々がこれからもずっと続いて、 それが「永遠」になって、「日常」になっていくんだよね。 だから絶対大丈夫。絶対絶対大丈夫。 だって、私たちは"運命のふたり"だから。 そうだよね、ゆうちゃん。 === 10年付き合ってきた彼氏のゆうちゃんを「運命の人」と信じる風香(ふうか)。 最近、少しだけ価値観のズレを感じるものの、一緒に 婚姻届けを出しにいくのを楽しみにしていた。 しかし、入籍予定日の当日に、ゆうちゃんは「お腹が痛い」と言い出し……。 『ミューズの真髄』の著者が描く、歪な恋の物語、開幕。