『王国の鍵』(おうこくのかぎ)は、紫堂恭子による日本のダークファンタジー漫画作品。
300年前に内乱で3つに分裂したランドール、セルテス、ロムルの三王国は、再統一を目指して戦いを繰り返していた。そんな中、ランドールの国王と人望を集める第一王子ウィンスロットは自ら軍を率いてオローク城で戦っていたがそれぞれ戦死してしまう。ランドール王家に遺されたのは13歳と年若く世間知らずで世評も低い第二王子のアスタリオン(愛称アーシャ)のみだが、アーシャは尊敬する父と兄を失ったことに深く傷つき、王位継承を拒否する。そこでランドール王妃は、後継者争いによる内乱を避けアーシャ即位までの時間を稼ぐべく、王家に伝わる謎の秘法「王国の鍵」を2年以内に手に入れた王家の血筋の者に王位を与えると発表。こうして、アーシャを含む5人の王位継承候補は「王国の鍵」を探すことになる。アーシャは世話役らに囲まれて悠々と探索に旅立つ。また、王位継承者の一人でアーシャと同い年の公爵家の姫レティシア・オードリン(愛称レティ)もアレックスら若い騎士を集めた百合騎士団を率いて颯爽と旅に出る。さらに自国民からは勇猛と讃えられ、他国民からは残虐と悪名高いバルドゥス将軍は手勢を率いて旅立ち、名門貴族筆頭のアレン公爵は策略を巡らせて王都周辺に留まる。その一方、王位継承候補の一人であるアスローン・フェアハートは国王不在の混乱に乗じたセルテスの侵略を防ぐため、「王国の鍵」探索どころではなく防戦に努めていた。
▼ 言語(Language) |
English | : | The Key to the Kingdom | Bahasa Indonesia | : | La Clef du Royaume | Japanese | : | oukokunokagi |
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