『迷犬タマ公』(めいけんタマこう)は、田中道明による日本の漫画。『月刊コロコロコミック』(小学館)で開催された藤子不二雄賞の佳作作品であり、『コロコロ』1980年冬の増刊号(同年12月22日発行)に読み切りとして掲載。その後、読み切りから続く形で1981年3月号から1982年9月号にかけて連載された。単行本化は行われておらず、『熱血!!コロコロ伝説』Vol.3に1話のみ掲載されている。
交通事故死して以来天国で暮らす小学生・玉玉 タマ夫(たまたま タマお)は、家族に逢いたいあまり、地上に戻ることを天国の役所に申し入れる。役所に勤めるゾウさんは、生前にタマ夫に優しくしてもらった恩義から願いを聞き入れるが、あいにく天国にある肉体は子犬の肉体のみ。タマ夫は地上に戻れるなら何でもいいとばかりに、犬の体で地上へ戻る。紆余曲折の末、タマ夫は犬の姿ながら家族や友人たちに元のタマ夫として迎えられ、犬の姿のまま人間として生きる迷犬タマ公の物語が始まる。