『May探偵プリコロ』(めいたんていプリコロ)は、魔夜峰央による日本の漫画作品。コミックスは『フィールコミックス ロマ×プリコレクション』(祥伝社)より既刊4巻。このうち1巻に収録されているのはかつて同社が発行していた雑誌『ロマ×プリ』に掲載されていたものであるが、同誌の休刊後発表された、2巻から4巻までに収録されたエピソードは全て描き下ろしとなっている。その後2011年1月から12月まで、東京創元社の「Webミステリーズ!」にてWeb漫画として連載された。このWeb連載分に関しては東京創元社から『May探偵プリコロの○○』(○○の部分には巻ごとに異なる言葉が入る)としてコミックスにまとめられており、全3巻。
ヨーロッパにある小国・コロネラの王子・プリンス・コロネット(通称プリコロ)は、ミステリ好きの父の影響で自らも大のミステリファンとなり、いつかは自分も小説に登場するような名探偵になりたいと思うようになっていった。そしてある日財務大臣を脅迫して探偵事務所の設立資金を出させ、さらに法務大臣を脅迫して探偵免許を発行させて本物の探偵になってしまう。そして次々に事件の犯人を言い当てるが、犯人こそ当たっているものの推理した内容は的外れのものばかりであった。