『ジキルとハイドと裁判員』(ジキルとハイドとさいばんいん)は、原作・北原雅紀、作画・森田崇による日本の漫画。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて2009年1号から2010年19号まで連載された。2009年より施行された裁判員制度を題材とした作品で、法律監修に弁護士の今井秀智が参加している。
東京地方裁判所。裁判員制度が施行され、初めての審理が行われていた。事件自体は一見単純なものだったが、裁判官の辺見直留(ジキル)は、あまりに淡々としすぎている被告人の供述に違和感を持つ。そんな彼の前に、突然「ハイド」と名乗る異形の生物が現れる。ハイドの力によって「人の行動の記録」を知ることができるようになったジキルは、被告人が無実の罪で法廷に立っていることを知る。ジキルは被告人を救うため、裁判員たちを騙すことにする。