『スクール人魚』(スクールにんぎょ)は、吉富昭仁による日本のホラー漫画。最初に秋田書店『週刊少年チャンピオン』にて、2006年48号から2006年50号と2008年41号から2008年43号の2期にわたって短期連載された。次いで、同社の『チャンピオンRED』で2013年3月号と4月号、6月号から11月号まで連載され、一旦は完結した。その後、2016年8月号にプレ・ストーリーが掲載された後、新章が9月号から2018年2月号まで連載された。単行本はチャンピオンREDコミックス(秋田書店)より全5巻が刊行されている。そのうち第2巻までが2013年までの発表分で、刊行時点では「全2巻」で完結していた。
旧型のスクール水着[注 1]を纏う少女の姿をした人魚の伝説があり、その「人魚の肉を食べると恋が叶う」という残酷な内容が複数の中学・高校で伝播する。歪んだ形であっても普通では成就しない想いを遂げるため、深夜の学校で人魚を狩る。やがて、人魚伝説の起源を辿る過程で1975年(昭和50年)に発端となる何かが起こったこと、語りかける「Q」の人魚が最初の人魚であり、泡になって消えるアンデルセンの人魚姫と人魚の肉を食らう八百比丘尼の伝説が融合していることが判明する。