『リトル・フォレスト』(little forest)は、五十嵐大介による日本の漫画。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2002年12月号から2005年7月号まで連載された。
都会で暮らしていた主人公のいち子は、訳あって故郷の小森に帰ってきた。小森は東北地方のとある村の中の小さな集落。ちょっとした買い物なら役場のある村の中心に農協の小さなスーパーや商店が数軒あるが、いち子の家からは自転車で30分、冬は雪のため徒歩で1時間半。ほとんどの人たちが買い物に行く隣町の郊外型スーパーまではほぼ1日がかりの大仕事となる。田畑を耕して作物を自分で育て、季節の食材を使って料理し、市販されている調味料やお菓子も自分で作るという自給自足の生活。生活の知恵を教えられたり、あるいは皆に代わって合鴨を絞めてあげたりという村の人との関わり合いの中で、時間がゆっくりと過ぎていく。