『ジオブリーダーズ』(GEOBREEDERS)は、伊藤明弘による日本の漫画作品。『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)にて1993年より連載中だが、2009年10月号以降長期休載中である。
舞台は1995年(昭和70年)、綾金市。日本では、"働く磁気情報"の形をとった「化け猫」が猛威をふるっていた。そんな中、田波洋一はひょんなことで「神楽総合警備」に再就職する。妙齢の美人社員に囲まれ、給料もいい警備会社だったはずが、今では化け猫退治の専門会社となっていた。化け猫たちはリーダーの「黒猫」を筆頭にテロ活動を繰り返し、神楽の仕事も次第に厳しさを増していく。時には死者も出る化け猫退治、周囲の社員は一癖もふた癖もある人物ばかり。「こんな会社辞めてやる」と言いながらも田波は仕事をこなしていく。同じ頃、化け猫たちも「黒猫」を中心に組織的な活動を始めた。商売敵ともいえる「厚生省衛生二課“ハウンド”」も交え物語が幕を開ける。