三日月とネコ

熊本地震で被災し、愛猫「まゆげ」を連れて避難した灯は、避難先で知り合った同じマンションの鹿乃子、仁とネコを通じて親しくなる。「まゆげ」を亡くした灯と、もめ事を抱えた仁はそれぞれマンションを出ようと考えるが、鹿乃子の提案で、猫を愛する以外は年齢も性的指向も異なる3人と猫1匹の共同生活を始める。

恋人でも家族でもない、猫好き男女3人暮らし、終幕(フィナーレ)。40代書店員の灯、30代女医の鹿乃子、20代インテリアショップ勤務の仁は、愛猫のミカヅキ・フー・ギーと暮らしている。灯は編集者の長浜との関係がさらに進展、鹿乃子は小説家の網田と親密になっていき、仁はつぐみに思いを伝えるなど、それぞれの私生活も充実していく中、この暮らしにも変化の予感が......。3人+3匹、三日月のように、みんなの人生は、これからも輝いていきます。