『いきばた主夫ランブル』(いきばたしゅふランブル)は、星里もちるによる日本の漫画作品。まだ「主夫」という言葉が市民権を得ていない1980年代に主夫業にスポットをあて、男が家事を担うことへの葛藤や苦悩を題材としながら、成り行きでカップルになった二人がお互いの存在を再確認するまでを描いたラブコメディー。
工藤直人はそれなりの実力を備えたアニメーターだったが、アニメ業界の深刻な不景気により、勤めていた会社が倒産して社長が夜逃げし突如「無職」となってしまう。極貧時代にアパートに転がり込んで以来、同棲中の新人少女漫画家信崎千明の収入により金銭的に困らない状況で、直人の実力を知る千明は「困ったときはお互い様」と楽観的に構える。だが、そもそも千明には生活力がなく仕事に詰まると生活面が疎かになった。荒れ果てた流し台や山積みの洗濯物、大量のゴミを見た直人は早速家事に取りかかる。収集日を確認せずゴミ出しをした直人は同じアパートに住むチンピラ風の男たかさんに注意される。その後、千明がロクに食事を摂っていないことを危惧した直人は買い出しに出るが、運悪くたかと量子の夫婦ゲンカに巻き込まれてしまい買ったばかりの食材を台無しにしてしまう。お詫びとしてたかは街を案内してやきそばの食材を揃え直した。部屋に戻って調理にかかる直人だが我に返って自己嫌悪に陥る。更に千明は生理が始まってしまう。そんな状況を見てしまったたかは鮮やかにやきそばを調理し、使い捨てカイロを差し入れる。それをきっかけに、「主夫」にプライドを持つたかは就職に未練を持ちつつも上手く行かない直人を主夫道に引っ張り込もうとする。その一方、千明と量子は同い年だとわかり意気投合。量子はホステスをして家計を担っていたが、料理ときたらおかゆ一つ作れないほど惨憺たるものだった。
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | ikibatashufuranburu |
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