『夢幻伝説タカマガハラ』(むげんでんせつ タカマガハラ)は、立川恵による日本の漫画作品。作者の代表作のひとつ。副題に『DREAM SAGA』(ドリーム・サーガ)の英題がついている。
神代小学校5年1組に通う若狭結姫は、登校中に空から降ってきた赤い〈勾玉〉を拾う。結姫がそれを持って鏡の前に立つと、鏡の中に見知らぬ女性の姿が映り出した。幽霊と思って怯える結姫だが意を決して話を聞いてみると、その女性・思兼神(鳴女)は結姫の住む人間の世界・〈中ツ国(ナカツクニ)〉とは異なる神々の世界・〈高天原(タカマガハラ)〉の〈太陽〉を司る女王・天照の側近だという。天照は病に倒れて危険な状態にあり、高天原の太陽である彼女の命が消えれば高天原も滅んでしまう。そうなれば中ツ国の太陽も消えてしまい、2つの世界の生きとし生ける者すべてが滅び去ってしまうと告げられる。そして、それを救えるのは勾玉を受け取った者だけであると……。