『ルーとソロモン』(るーとそろもん)は三原順の漫画作品。「LaLa」誌にて1976年~1981年まで連載された。ウォーカー家の飼い犬である「ダメ犬、バカ犬、イジケ犬!」のソロモンと末っ子のルー、姉のピアを中心としたギャグコメディである。略称は「ルーソロ」。
著者の代表作であるシリアスな「はみだしっ子」と同時期に連載されていながら、徹底したギャグ(笑い)を追求している。「はみだしっ子」の自己批評とも、2つで表裏・陰陽を成すとも言われ、ソロモンは「はみだしっ子」に登場してサーニンの手伝いをしたり、「ルーとソロモン」の背景キャラとして4人のはみだしっ子達が本作に登場する。膨大なネームが特徴的な「はみだしっ子」でも“1ページ全部が文字”(グレアムの遺書)のページを含むPart.19「つれて行って」が掲載された1979年には、本作では2ページ分のふきだし中のセリフと説明が全て省略された「!…?…!?」が掲載されるなどの対応も見られる。