『ENDO』はペッペによる日本の漫画作品。「裏サンデー」(小学館)にて掲載。「裏少年サンデーコミックス」から発売。最新刊は4巻
日本で捕虜となったイタリア人の尊厳の物語 時は第二次世界大戦下。日本に学者として来日していたイタリア人・マライーニとその家族は、周りの日本人との関係も良好で穏やかな時を過ごしていた。だが、それはある日突然終わりを告げた。日本とイタリアの政情の変化により、彼らはにわかに“敵国人”として、捕虜となる。拒むこともできず送り込まれた収容所での日々。異国の地で降りかかる不条理の中において、彼らが本当に守りたかったものとはーーー時代の大きなうねりに呑み込まれながら、それでも運命に抗おうとした、実在した家族の物語。 【編集担当からのおすすめ情報】 『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ』を描いていたイタリア人作家・ペッペの第2作目。「テラスハウス」にも出演をしていたペッペ氏が、次に題材に選んだのは、第二次世界戦下のイタリア人捕虜の物語でした。主人公は、学者であり写真家のイタリア人・フォスコ=マライーニ。戦時下の日本で起きた、イタリア人家族の悲しき実話を、人間の尊厳に焦点を当てて描いています。在日イタリア人であるペッペ氏でしか描けない視点で、イタリアと日本、両国での取材を重ね、新たな視座の戦争文学を執筆しました。平和が脅かされかねない時代を生きる、すべての人に読んでもらいたい作品です。
極東の国、流転する人生。迎え来る運命。
名古屋市・天白の捕虜収容所から移送されたイタリア人捕虜のフォスコたち。
そこにあったのは、虐げられた苦しい日々を忘れさせるような美しい日本の原風景だった。
日本の戦局の悪化に伴い捕虜に対する風向きも少しずつ変わっていくことに戸惑いを覚えながら、物語は遂に 「あの日」を迎える。
そこで“囚われた異邦人”たちが目にした真実とは……!
流転する時代の真ん中で、全てを諦めずに生き抜いた、実在のある家族の物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
激化する戦争が彼らの日々を大きく揺るがす、物語の転機となる今巻。
フォスコが初めて訪れた日本の地・北海道、アイヌのエピソードも描かれます。
彼が日本をどのように見つめ、愛し、歴史の証人の一人となっていったのか。
そして、きっと誰もが当事者たる大きな問いに、彼がどう向き合ってきたのか。
ぜひ見届けてください。
▼ 情報(Information) |
作者 | : | ペッペ | 出版 | : | 小学館 | 掲載 | : | 裏サンデー | レーベル | : | 裏少年サンデーコミックス | 刊行期間 | : | 2023年11月17日(1巻発売) | ISBN(1巻) | : | 9784098530021 | ISBN(4巻) | : | 9784098536474 | 最新刊 | : | 4巻 |
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