『ENDO』はペッペによる日本の漫画作品。「裏サンデー」(小学館)にて掲載。「裏少年サンデーコミックス」から発売。最新刊は5巻
日本で捕虜となったイタリア人の尊厳の物語 時は第二次世界大戦下。日本に学者として来日していたイタリア人・マライーニとその家族は、周りの日本人との関係も良好で穏やかな時を過ごしていた。だが、それはある日突然終わりを告げた。日本とイタリアの政情の変化により、彼らはにわかに“敵国人”として、捕虜となる。拒むこともできず送り込まれた収容所での日々。異国の地で降りかかる不条理の中において、彼らが本当に守りたかったものとはーーー時代の大きなうねりに呑み込まれながら、それでも運命に抗おうとした、実在した家族の物語。 【編集担当からのおすすめ情報】 『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ』を描いていたイタリア人作家・ペッペの第2作目。「テラスハウス」にも出演をしていたペッペ氏が、次に題材に選んだのは、第二次世界戦下のイタリア人捕虜の物語でした。主人公は、学者であり写真家のイタリア人・フォスコ=マライーニ。戦時下の日本で起きた、イタリア人家族の悲しき実話を、人間の尊厳に焦点を当てて描いています。在日イタリア人であるペッペ氏でしか描けない視点で、イタリアと日本、両国での取材を重ね、新たな視座の戦争文学を執筆しました。平和が脅かされかねない時代を生きる、すべての人に読んでもらいたい作品です。
太陽が沈んだその日、俺たちは日本にいた
ラジオから流された「終戦の知らせ」にフォスコたちは仰天する。
激変した事態に平穏と不穏が混じり合うが、やがてその身は運命を受け入れる。
人は何故、理想を夢見て、理念を掲げて戦うのか!
これは終わりであり、新たな幕の始まりとなる異国の地で降りかかる不条理の中で生き残った実在のある家族の物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
ついに結末を迎えた今巻。"囚われた異邦人"たちの行方が決まります。
これは、戦争が人の心を蝕んでいく様子を、主人公が綴った膨大な著作を紐解き編み直すことで描いた新しい"戦争文学"。
イタリア人漫画家・ペッペが3年に及ぶ取材と準備のもと描いた実在のある家族の物語を是非最後まで見届けてください。
▼ 情報(Information) |
作者 | : | ペッペ | 出版 | : | 小学館 | 掲載 | : | 裏サンデー | レーベル | : | 裏少年サンデーコミックス | 刊行期間 | : | 2023年11月17日(1巻発売) | ISBN(1巻) | : | 9784098530021 | ISBN(5巻) | : | 9784098541386 | 最新刊 | : | 5巻 |
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