『わたしは真悟』(わたしはしんご)は、楳図かずおの長編SF漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で1982年8号から1986年27号まで連載された。恐怖漫画の第一人者である楳図が、恐怖テイストを控えめにして、神とは何か、意識とは何かといった、形而上学的なテーマに挑んだ意欲作。
町工場労働者の息子「近藤悟(さとる)」と外交官の娘「山本真鈴(まりん)」。2人はさとるの父親が勤める工場見学の場で出会い、恋に落ちる。ある夜に同じ工場の門で再会した2人は、工場に忍び込んでは、産業用ロボット「モンロー」に様々な事柄やお互いの個人情報を入力。天気予報や恋占いをするなどして、仲睦まじく過ごす。