『俺と悪魔のブルーズ』(おれとあくまのブルーズ)は、平本アキラによる日本の漫画作品。講談社の漫画雑誌『月刊アフタヌーン』にて、2004年1月号から連載を開始し、2008年4月号を最後に連載が中断された。単行本は既刊5巻(2015年7月6日時点)。
さえない農園労働者であるRJは、週末に酒場でブルーズを聞くのが楽しみの平凡な黒人青年。ブルーズマン気取りでギターを弾くときもあるが、腕前は平凡以下。ブルーズマンを目指す夢もなおざりなまま日々を送っていた。我が子の誕生も間近な月夜の晩に、RJは十字路の悪魔と取引したことにより超人的なブルーズの才能を手に入れた。しかし、その代償であるかのように、RJは家族の縁を失い、追われるように故郷を離れる。ブルーズマンとして生きる決意をし、悪魔と思しき謎の男・アイクと連れ立って放浪の旅に出たRJ。その演奏に引きつけられるように現れた、犯罪者の白人青年・クライド。二人の運命は複雑に交錯し、様々な出来事に巻き込まれていく……。