『終わりと始まりのマイルス』(おわりとはじまりのマイルス)は、鬼頭莫宏による日本のファンタジー漫画。2006年、『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)vol.46より不定期連載されたが、2014年7月vol.88にて同誌が休刊したため、未完となっている。コミックスは既刊1巻。掲載は2012年のvol.74号が最後で、単行本未収録話が6話存在する。単行本未収録話は2020年に作者がTwitter上に投稿している。
オービスワーヌスと呼ばれる世界で、炁(き)で出来た物質「炁物」を取り扱う「炁祷師」(きとうし)を生業とするマイルス・エランクストンと、マイルスと共に暮らすギカク。ある日、小さな世界から浮上してきた炁物の一群から、ギカクと同種の「神付き」と呼ばれる炁物が発見され、神アラクモが権化する。アラクモは自身の悪意を振り撒くためにマイルスたちが活動するガーウィア市を襲撃するが、マイルスとギカクの手によって退けられる。