『パラドクス・ブルー』(PARADOX BLUE)は、中西達郎×niniによる日本の漫画作品。中西達郎が原作、niniが作画を担当している。
1993年10月2日、ドイツの片田舎に超常的存在『天使』が降臨する。天使は人々に試練(パラドクス)を課した。それはパズルだったり暗号だったり、とにかく一筋縄ではいかない難問揃いだったが、人々は知恵を出し合って下された試練を攻略する。すると天使は人間に天恵(メダル)を与えた。それは人間の力では叶わぬ奇跡。その後も人類は数回に渡り天使の試練を乗り越えることで天恵を授かっていた。だが1994年1月1日、イギリスの地方都市に降臨した天使の試練を人類は初めて失敗。合格すれば天恵、しかし失格した時に天使から与えられるのは天罰(ペナルティ)。すなわち虐殺である。こうしてたった一日にして地方都市は壊滅。人類はこのときようやく天使の脅威を、自分たちがどれだけ危険な綱渡りをしていたのかを思い知ることとなった。