『フロイト1/2』(フロイトにぶんのいち)は、日本の漫画家である川原泉による漫画作品。『花とゆめ』(白泉社)にて、1989年4号、および8号に掲載された。単行本は全1巻、文庫版全1巻。
小学生の篠崎梨生は、小田原城址公園で象を見ていた大学生の弓彦と八木沢に出会う。その時、ジークムント・フロイトにそっくりの怪しい提灯屋さん「風呂糸屋」が現れ提灯を売るが、お金が足りない。弓彦がお金を足したおかげで提灯を買い求めることができ、提灯屋が止めるのも聞かず「ふたつで一組」の提灯を2人で分け合うことになる。それは「一組の夢」を分け合うことだったが、冬山登山の資金調達のアルバイトに明け暮れる弓彦は夢も見ずに寝ていた。やがて冬になり、弓彦と八木沢は冬山で遭難。一方の梨生も高熱から意識が朦朧となっていた。意識が朦朧となっていた弓彦は、梨生に導かれて生還することができた。