『黒い家』(くろいいえ)は、貴志祐介による日本のホラー小説、及びそれを原作とした日本のホラー漫画・日本と韓国のホラー映画。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。保険金殺人がテーマの作品である。1999年には、森田芳光監督、内野聖陽・大竹しのぶ主演で映画化され、2007年には韓国でリメイク版が制作された。
大手生命保険会社「昭和生命」の京都支社で保険金の査定業務を担当する主人公・若槻慎二は、保険加入者である菰田重徳からの呼び出しにより菰田家を訪問する。そこで、菰田家の子供(妻の連れ子)が首を吊った状態で死亡しているのを発見してしまう。