『野望の王国』(やぼうのおうこく)は、原作:雁屋哲、作画:由起賢二による日本の漫画。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて1977年から1982年まで連載された。
東大法学部で政治学を修める橘征五郎と片岡仁。二人は学業で優秀な成績を収め、大学フットボールでも東大チームを優勝に導くなど教授や同窓生たちから注目を浴びていた。だが卒業後の進路を問われ、二人は研究室に残るのでもなく官公庁や一流企業に就職するのでもなく、「自分たちの野望を達成するため」に社会に出ることを宣言し、周囲を啞然とさせる。そんな折、二人のもとに征五郎の父、橘征蔵の死の報せが届く。征五郎は神奈川県随一の勢力を誇る暴力団・橘組の組長の息子であった。