アスラの沙汰

天代アスラ（あましろ アスラ）は亡くなった母の教えを守り、善い行いに励んでいた。いくら暴力を振るわれても悪い奴には天罰が下ると思って笑顔で暮らしていた。そんな中、路地裏で不気味なおじいさんから地獄の扉を開く鍵を手渡される。

「あなたは悪いことするの、やめてくれますか？」 人を地獄へ落とす“地獄の鍵”を使い、学校の不良などの“悪い人”達を次々と地獄へ送っていくアスラ。 その結果、行方不明になった不良達を見つけるために学校周辺で聞き込みをしている警察がアスラの元にもやってくる。 さらに、地獄へ送った不良達の裏にいる凶悪な人物達も動き始めて──…!? 善良な少年による、最も清廉な“断罪”の物語