『忘れな妻のキミと』は克・亜樹による日本の漫画作品。「ビッグコミックス」(小学館)から発売。最新刊は3巻
性愛を極めた著者が描く純愛の世界、完結! 平凡だった。妻がいて娘がいて、会社につとめ定年になり、そして老年を迎えた。 妻は認知症になった。それも仕方あるまい。ずっと面倒を見る晩年なのだ。 妻は死に、僕も死を選んだ。はずだった…… 時間を飛び超えてしまったのだ、僕は。1966年、妻が高校生だったころに。 僕もそこでは高校生だった。 過去に戻り奮闘するタイムリープ男、和樹。はたして未来の妻を守り切れるのか? 妻は和樹の記憶を取り戻せるのか? ふたりの間には封印された記憶があり、今。ふたりはそれに近ずこうとしている。 記憶の封印が解けるとき、見えるのは破局か希望か? いよいよクライマックス! 【編集担当からのおすすめ情報】 いよいよ最終巻。これまでにちりばめられたエピソード。その行き着く先はどこなんでしょうか。 もちろん和樹と永遠子のふたりの運命の行方は描かれます。 時間のもたらす残酷さと慈悲をもって。 もの言わぬ “海” を舞台に、熱い悲しみと静かな幸福を伴って。 またクラスメイトそれぞれの未来も描かれます、小さな苦みと小さな笑みを伴って。 和樹に恋愛感情を抱いていた琴宮さんの未来もきちんと確認できます。 激しい感情と潔い決断を秘めて。 すべての物語の細かな襞がたちあがり、フィナーレのタペストリーに織り上がる様子を堪能いただければ幸甚です。 【目次】 ♯11 ぼくがここで生きる意味 3 ♯12 存在しない未来 33 ♯13 未来は待ってくれない 63 ♯14 キミを守るために!! 93 ♯15 あの場所へ 123 ♯16 夢のような時間の果てに 153