『月光ゲーム Yの悲劇'88』(げっこうゲーム ワイのひげき'88)は有栖川有栖のデビュー長編である推理小説。学生アリスシリーズの1作目。
英都大学推理小説研究会のメンバーたち(部長の江神二郎・望月周平・織田光次郎・有栖川有栖)は、夏休みに合宿でやって来た矢吹山のキャンプ場で、雄林大学・神南学院短期大学のグループと共に楽しい時を過ごしていた。しかし、3日目の朝、神南学院短期大学の山崎小百合が下山すると書き置きを残して姿を消していた。皆が戸惑う中、突如として山が噴火する。噴火が治まったところで下山しようとした一行だが、山崩れにより道が閉ざされて下山が不可能となってしまった。