『蚤の王』(のみのおう)は、安彦良和の漫画作品。相撲の始祖とされる野見宿禰(のみのすくね)を主人公とする、多くの仮説・創作を盛り込んだ古代史作品。『古事記巻之三』という副題が付され、『ナムジ』『神武』の続編という扱いになるが、前2作が登場人物等の面で相互に関連があったのに対して、本作品は宿禰の一族がナムジ(=大国主)およびツノミ(=賀茂建角身命)を祖とする出雲族の末裔であるという関連を除き、ほぼ独立した作品であると言える。
時は『神武』よりさらに下って4世紀、垂仁天皇の時代。大和では、イワレヒコ(=神武天皇)を始祖とする日向系の天皇家と、ツノミを始祖とし天皇家に仕える出雲族という社会構造が作られている。