Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀

薄暗い空の下、冷たい風が吹く山の場所で、少年の浪巫謠（ロウフヨウ）は、盲目の母親・咒旬瘖（ジュシュンイン）の指導を受けて歌の練習をしていた。浪巫謠がちょっとでもミスをすると、母親は木の枝でひっぱたき、厳しく叱った。母親はいつも浪巫謠にこう言った。

凜雪鴉(りんせつあ)の計略により、天刑劍(てんぎようけん)は丹翡(たんひ)のもとに奪還されるはずだった。が、誰もが思いもしなかった事態が生じてしまう。最後に生き残るのは正義か、悪か、あるいは――? 王道武侠ファンタジー、ここに閉幕。