『100回泣くこと』(ひゃっかいなくこと)は、中村航による日本の恋愛小説。
実家の母から愛犬・ブックが危篤だと電話を受けた藤井は、彼女・佳美の「バイクで帰ってあげなよ」という言葉に従い、一人暮らしのアパートで4年間眠っていたバイクを動かすことを決意する。6月11日、バイクのキャブを一緒に洗浄していた佳美に、藤井は「結婚しようか」とプロポーズ。佳美は「うん」と答えたものの、「練習が必要だと思うの」と言い、1年ほど結婚したつもりで一緒に暮らすことになる。バイクが動き出し、藤井は実家へ。ブックは弱っていたが、藤井の帰省を喜び、容態は持ち直す。