チェーザレ 破壊の創造者

『チェーザレ 破壊の創造者』(チェーザレ はかいのそうぞうしゃ、イタリア語: CESARE Il Creatore che ha distrutto)は、惣領冬実による日本の漫画。『モーニング』(講談社)にて、2005年17号より不定期に連載されていた。イタリアを舞台にした歴史漫画である。監修はダンテ研究者の原基晶[注 1]。2025年2月時点で累計発行部数は140万部を突破している。

作者公式サイトにおける2006年10月16日付の「Work's Information」(以下「WI」) によれば[4]、この作品は昔からいつか漫画化したいと思っていた題材で、『ES -Eternal Sabbath-』連載終了後にモーニング編集部に企画を持ち込んだのが誕生の発端となった。当初編集部は娯楽性の強いものを意図していたが、作者の希望により可能な限り史実に沿った作品が創られることとなった。その中立性・正確性からチェーザレ・ボルジアの史料として最も評価の高いグスターヴォ・サチェルドーテの著作を中心に、膨大な量の文献を原基晶と共に精査することで、物語だけでなく描画の細部に至るまで極めて史実に沿った作品に仕上げている。ルネッサンス期のイタリア、フランス、ドイツそしてレコンキスタを完遂したスペインの歴史的背景とともに、教皇と皇帝の間で、司教や修道院長の任命権を争った叙任権闘争などが丁寧に描かれている。作品の品質を維持するため不定期連載という形式が取られ、作者曰く文字数は一般の漫画作品の5倍、また単行本も他のモーニング連載作品より厚めで値段も高くなっている。

いよいよ教皇選が始まった。仮設の壁で仕切られた密閉空間で、枢機卿23名は寝食をともにしながら連日投票を行う。各枢機卿の思惑が錯綜するなか、第一回と第ニ回の投票では決着がつかず、教皇選出は第三回へと持ち越されることになった。シエナで吉報を待つチェーザレ。もし、父・ロドリーゴが新教皇になったらどうするかと問われると、「教皇庁をぶっ壊す」と宣言する。チェーザレ野望はどこまでも果てしない。

 ▼ 情報(Information)
作者惣領 冬実
出版講談社
掲載モーニング
レーベルモーニングKC
最新刊13巻
 ▼ 言語(Language)
EnglishCesare
ItalianoCesare - Il creatore che ha distrutto
FrançaisCesare
CatalàCesare
Japanesechie^zare hakaino souzousha
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