『紅』(くれない)は、清水としみつによる日本の漫画。少年画報社の『ヤングキング』で1999年から2002年まで連載された。単行本は既刊8巻であるが、現在絶版。
エジプト、シナイ半島。この地に所在するロシアの民間軍事会社「カチューシャ」の基地に、「赤い死神」と呼ばれるエースパイロットがいる。名はナオミ・オブライエン中尉。彼女は元IRA(アイルランド共和軍)のテロ工作員で、旅客機2機を爆破するなどのテロ行為を成功させた実績を持つが、逮捕されて懲役1000年の刑を受ける。だが、彼女の実力を見込んだカチューシャは政府機関と取引し、彼らがナオミの身元を引き受け減刑する代わりに、カチューシャが行っている世界の様々な裏仕事につかせる。ナオミは赤いステルス塗料を塗った戦闘機を駆り、各国政府の依頼を受けて要人やスパイの暗殺、軍事目標の破壊や偵察などを行っていく。