『空気の底』(くうきのそこ)は、手塚治虫の連作短編シリーズ。1968年から1970年にかけて、以下の14編がプレイコミックで連載された。
※収録作品:『ジョーを訪ねた男』, 『野郎と断崖』, 『グランドメサの決闘』, 『うろこが崎』, 『夜の声』, 『そこに穴があった』, 『カメレオン』, 『猫の血』, 『わが谷は未知なりき』, 『暗い窓の女』, 『カタストロフ・イン・ザ・ダーク』, 『電話』, 『ロバンナよ』, 『二人は空気の底に』
14作品はそれぞれ独立した短編作品で、各編にストーリー上の繋がりはなく、テーマやテイスト、舞台や登場人物も種々雑多である。手塚漫画には読み切りの短編作品が非常に多いが、『ライオンブックス』(全集MT61-65)のシリーズや『タイガーブックス』(全集MT121-128)のシリーズが少年向けの短編集であるのに対し、この『空気の底』に収録されている各作品は、対象年齢がやや高い青年向けの作品になっている。物語のテイストや絵のタッチが『空気の底』と似通った短編集としては他に、