『キャプテンKen』(キャプテンケン)は、1960年から1961年に雑誌「週刊少年サンデー」に連載された手塚治虫のSF漫画作品。「週刊少年サンデー」への手塚の掲載作品としては『スリル博士』『0マン』に次いで3作目に当たる。
21世紀のはじめ、火星は地球の植民地となる。火星には地球人と昆虫を合わせたような、不思議な外見を持つ先住民族が生活していたが、移民たちは彼らを暴力で追いやり、開拓地を広げていった。火星の風景は西部の荒野にそっくりであったため、入植者たちは開拓時代の西部を真似た暮らしを始め、やがてそれが火星の生活文化として根付いた。砂埃が激しいために車は役に立たず、そのためロボット馬が主な移動手段となる。警察は存在するもののあまり力がなく、土地を奪われ追いやられた火星人が襲撃を繰り返すため、個人に拳銃などの武器を携行することが認められていた。