『白面夜叉』(はくめんやしゃ)は、つげ義春による日本の漫画作品。1955年5月に、貸本向けの単行本として若木書房より刊行された128頁(B6判)からなる長編漫画作品である。
大谷主水は殿の「犬を大切にせよ」との言いつけを守らずに城を去る。殿に取り入り、私腹を肥やす家老の折野紋左に対し、酒呑童子として隠れ、「白面夜叉」を標榜し悪と戦う。父親を偽者の「白面夜叉」に殺された平助とともに悪家老折野に乗り出した主水であったが、そこには父親を折野に殺され、偽白面夜叉となり、平助の父を殺害してしまった子井田新作がいた。彼は主水の親友であった。