「流血鬼」(りゅうけつき)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の短編漫画。
日本では、「ルーマニアから発生した奇病が世界中に広まり、日本にも広まっている」という噂が広まっていた。この奇病の原因が「マチスン・ウイルス」であることが判明し、その話題は雑誌やテレビなどのメディアを通じて大々的に報じられるが、医学会では全面的に否定される。やがて、「マチスン・ウイルス」が日本にも広まり始めたある夜、吸血鬼たちがウイルスをガス状にして散布したことをきっかけに、吸血鬼たちのクーデターが始まる。たまたま親友とその兄と共に釣りに出かけていた主人公は、両親や近隣住民も吸血鬼と化した街から親友と共に小さい頃に遊んだ秘密の洞穴に逃げ込むと、木の杭と十字架で吸血鬼たちへの抵抗を始める。