『赤毛のアン子』(あかげのアンこ)は、1974年に藤子不二雄名義で発表された読み切り少女漫画作品。藤本弘(のちの藤子・F・不二雄)による単独執筆作。『エスパー魔美』の原型。1985年に単行本に収録された際に加筆修正が行われ、「アン子 大いに怒る」(アンこ おおいにいかる)に改題された。
1974年の『週刊少女コミック』(小学館)50号に掲載された。『エスパー魔美』との共通点として、主人公が赤毛、おっちょこちょい、外国(魔美はフランス、アン子はギリシャ)の魔女の血(魔美は父系、アン子は母系)を引く超能力者、父親が画業を営むなどがある。1986年に荻野目洋子主演で実写ドラマ化されビデオも発売された。以下では、基本的に漫画版について述べる(ドラマ版は#ドラマを参照)。